紐付けテーブルにデータを移行することで、Datahubに取り込んだ外部データをKARTE上のユーザーデータと紐付けることができます。
紐付けたデータは以下の用途で活用することができます。
- セグメントの条件に使うことができる
- 「ユーザー情報変数」で接客サービス内に埋め込むことができる
本ページではユーザーにデータを紐付けるやり方をサンプルを用いて説明します。
紐付けテーブルへのデータ移行
紐付けテーブルへのデータ移行は大きく分けて以下の2種類の方法がございます。
- csvファイルを管理画面に直接アップロード
- 空の紐付けテーブルを作成し、ジョブフローを使って移行
本ページでは空の紐付けテーブルを作成し、ジョブフローを使って移行する方法について説明します。
※サポートしている拡張子は.csv
のみになります。
サンプルケース
- 外部に保有するユーザーごとの年齢情報をKARTEに取り込み、セグメント条件として活用したい
全体の流れ
目次 - Page Index
データセットを作成する
- グローバルメニューからデータセットを選択
- 左上の作成から「データセットを作成」を選択
- データセット名を入力して保存する
- データセット名には半角英数字とアンダースコアのみ利用できます
- データセット名は後から変更できませんのでご注意ください
データテーブルを作成する
- 作成したデータセットを選択
- 右上のテーブルを作成から「テーブルを作成」を選択
- 以下のように設定します
- テーブル名:任意のテーブル名を入力(今回の例ではage)
- 追加先データセット:先程作成したデータセットを選択
- スキーマ(オプション):事前にスキーマを設定したい場合はこちらで設定します。スキーマの詳細については以下をご確認ください。
- https://developers.karte.io/v1.0/docs/datahub-datatable-scheme
- 分割テーブルにするかどうか(オプション):今回はチェックなし
- 注意点
- テーブル名には半角英数字とアンダースコアのみ利用できます
- テーブル名、追加先データセットは後から変更できませんのでご注意ください
データテーブルにデータをインポートする
データテーブルにデータをインポートする方法は以下の2種類があります。
- csvファイルを管理画面にアップロード
- 外部サービスや別のデータテーブルからジョブフローを使ってインポート
今回の例ではcsvファイルをアップロードする方法で進めていきます。
csvファイルを管理画面にアップロード
- 作成したデーターテーブルをクリックし、csvファイルからインポートを選択し、csvファイルをアップロード
- 作成に5分程度かかることがあります
- ファイルサイズの最大容量は5MBです。
空の紐付けテーブルを作成する
- グローバルメニューから紐付けテーブルを選択し、右上の「作成」→「空の紐付けテーブルを作成」をクリック
- テーブル名を入力し、「作成する」をクリック
紐付けテーブルにデータを移行する
ジョブフローという機能を使ってデータテーブル内のデータを紐付けテーブルに移行します。
クエリを書く
- インポートが完了したデータテーブルの右上「クエリを作成」をクリック
- クエリ編集画面でクエリ名を入力し保存
- 今回の例では年齢データを抽出するので、「年齢を抽出」としています。
- クエリ名は後述のジョブフローで選択する際に利用するので、なるべくわかりやすい名前で設定してください。
- 抽出したい条件でクエリを書き、クエリを保存
- ※今回の例では「クエリを作成」ボタン押下時に表示されたクエリをそのまま利用しています。
ジョブフローから紐付けテーブルにデータを移行する
- グローバルメニューのジョブフロー画面右上の「作成」をクリック
- ジョブ設定画面から以下を設定し、右上の「保存して完了」をクリック
- ジョブの設定
- ジョブ名:任意の名前を入力
- ジョブタイプ:データテーブルからエクスポート
- エクスポート元:上記で作成したクエリ名を選択
- エクスポート先:先程作成した紐付けテーブル名
- メインキーにするフィールド:
- 実行方法を選択
- スケジュール実行を行う場合は「スケジュール実行を有効にする」にチェックを入れます
- ジョブフローの設定
- ジョブ実行後に対象のジョブをアーカイブしたい場合には「ジョブ実行終了後にアーカイブ」にチェックを入れます
- ジョブフロー名:任意の名前を入力
- ジョブの設定
- ジョブ設定完了後の画面右上の「今すぐ実行」をクリック
- ジョブが実行されます(反映に5分ほどかかります)
紐付け設定を行う
- 紐付けテーブル右上の「紐付け設定」をクリック
- 「紐付けの有効化」にチェックを入れ、以下の設定を行う。最後に「保存する」をクリック
- 紐付け対象のフィールド:閲覧 ->
visitor_id
- オプション:
- データの追加先:ユーザー情報
- データの上書き:既に紐付いているデータを上書きしたい場合はチェックを入れます。
- 今回は新規で紐付けを行うのでチェックは不要です。
- 紐付け対象のフィールド:閲覧 ->
これで紐付けの設定は完了です。
ユーザー詳細画面でデータが拡張されているのを確認する
- ダッシュボードからユーザ詳細画面に遷移
- 「ユーザーデータ > すべて確認」をクリックし、モーダルを開きます
age
で検索し、「ユーザー情報 > age > 最新の値」が「30」になっていることを確認します。
セグメントの作成
- あとは通常のセグメント作成と同じフローで拡張したデータを利用することができます。