ユーザータグを設置することで、サイト上のユーザー属性情報をKARTEに連携することが可能です。また、ユーザータグでuser_idを送信することにより、複数のデバイスをまたいで同一ユーザーをトラッキングできます。 

ユーザータグについて

KARTE内でユーザーに対してイベントを発生させるためのタグの1つです。ユーザータグで発生させたイベントは、KARTEの内部的には”identify”というイベント名になります。

ユーザータグの設置が必要なケース

以下のケースでは、ユーザータグの設置が必須となります。

  • 複数のデバイスでアクセスしているユーザーを、同一ユーザーとしてトラッキングしたい
  • KARTEにサイト側の会員情報を連携したい
  • KARTEでメールの送信をしたい
    また、ユーザーの属性に関するデータであれば、任意の項目をユーザータグでKARTEに連携することも可能です。 

デバイスをまたいだ同一ユーザーのトラッキングについて

会員IDなどサイトのユーザーを一意に特定する値をユーザータグで送信することで、PCとスマートフォンなど、複数のデバイスをまたいだユーザーのトラッキングが可能になります。
計測タグによって計測されたサイト上のユーザーは、KARTE上ではビジター(vis-XXXXX)として取り扱われます。
加えてユーザータグを設置しuser_idという項目名でIDを送信したユーザーは、KARTE上でビジターからメンバーに昇格します。PCとスマートフォンの両方からアクセスし、KARTE上で別のビジターと見なされていたユーザーも、両方のデバイスからuser_idが送信されKARTE内でメンバーになった時点で、同一のユーザーとして扱われるようになります。
サイト閲覧時のブラウザとuser_idが紐づけられるので、ログイン機能のあるサイトでユーザーがログアウト状態にある場合も、ビジターではなくメンバーとして計測が可能です。

設置したタグ ユーザーの計測
計測タグ user_idを含むユーザータグ ビジター ログインしているメンバー ログインしていないメンバー
設置無し ビジターとして計測 ビジターとして計測
メンバーとして計測 メンバーとして計測

ユーザー属性データの連携について

ユーザータグでは、user_id、メールアドレス、性別、年齢、メルマガ購読有無、ポイント保有、ユーザーのランクなど、ユーザーの属性情報をKARTEに連携します。これらのユーザー属性情報を連携すると、より詳細なセグメント作成と接客の出し分けが可能になります。
また、特定のフィールド名で名前やメールアドレス等を連携することで、KARTEの管理画面にそのユーザー情報が表示されるようになります。KARTE側で決められているフィールドについては、ユーザータグリファレンスの項目で後述します。

ユーザータグの設置方法

ユーザータグでは、ユーザー毎に異なる値をKARTEに連携する必要があります。そのため、サイト側でユーザー属性情報をページ上に出力し、その値をユーザータグでKARTEに送信することになります。
ユーザータグの設置場所や内容は、サイト側の実装に大きく依存します。以下に記載したユーザータグの設置場所やサンプルコードを参考に、サイトに合わせた記述に書き換えてください。 

ユーザータグを設置する場所

ログイン機能のあるサイトで会員情報をKARTEに連携する場合は、その情報を取得できるページにユーザータグを設置してください。
よくあるケースとしては、 ログイン完了後・購入完了後等の、ユーザーが確実にログインしているページです。ページURL等からユーザーが確実にログインしているかを判断できない場合は、ページ内でユーザーがログインしている場合のみユーザータグが実行されるような実装をサイト側でしてもらう必要があります。
また、あるページの中でも、必ず計測タグの後にユーザータグが実行されるように設置してください。

ユーザータグsample1(最小構成)

以下のタグがユーザータグの最小構成です。下記のタグではユーザータグ自体は計測されますが、()内が空なので、ユーザー属性も空の状態で計測されます。(この場合、管理画面上でメンバーにはなりません。) ユーザータグでユーザー属性を計測したい場合は、下記の「ユーザータグの例1」のような形式で ()内に属性を記述することで、任意のユーザー属性を計測できます。

<script type="text/javascript">
try{
    tracker.user();
}catch(e){
    if('tracker' in window){
        tracker.track('_error',{
            message: e.message
        });
    }
}
</script>

ユーザータグのsample2(ユーザー属性あり)

下記のコードは、ユーザータグで年齢(age) が20、会員ランク(rank)が”gold”というユーザー属性を送信するサンプルです。 上記の例以外にもユーザー属性は自由に追加できますので、ユーザータグリファレンスを参考にサイト上で計測したいユーザー属性をユーザータグに追加してください。

また、実際にサイトに設置するタグでは、ユーザー毎に値を動的に出力する必要があります。 たとえば上記のサンプルコードをそのままコピー&ペーストをした場合には、全ユーザーの属性が「年齢(age) が20、会員ランク(rank)が”gold”」として計測されてしまいます。 ユーザータグ設置の際は、サイト上で値が動的に出力されるようご注意ください。
※ 値の動的な出力に関しては、サイト側の機能で実現するものです。ご不明点があれば、サイト構築元(ベンダ)等へお問合せください。

このままコピー&ペーストをしても正しく動きませんのでご注意ください。

<script type="text/javascript">
try{
    tracker.user({
       user_id: "XXX123",
       age: 20,
       rank: "gold"
    });
}catch(e){
     if('tracker' in window){
         tracker.track('_error',{
            message: e.message
        });
    }
}
</script>

ユーザータグリファレンス

ユーザータグで以下のようなフィールドを送信していただくと、KARTEの管理画面上でユーザー情報が見やすく表示されたり、メール送信などのKARTEの各機能で使うことができます。
文字列型で送るべきフィールドを数値型で送ってしまったなど、型を間違えたことで正しく計測できないケースがありますので、ご注意ください。文字列でデータを送る場合はダブルクォート(”1234″)あるいはシングルクォート(’1234’)で囲む必要があります。
その他の制約事項は、タグで使用できないフィールドを参照してください。

また、以下に指定している”user_id”や”email”などのフィールド名については、全く同じフィールド名で連携がされないと、KARTEの管理画面に正しくデータが表示されなかったり、メール送信などの機能で使えなくなったりするので、注意してください。

フィールド名が指定されたフィールド

フィールド名 概要
user_id ユーザーを識別するユニークなIDです。複数ブラウザ、端末間でユーザーを同一認識する事が出来ます。
ユーザーIDを意味する値をユーザータグで送信する場合は、必ずuser_idという名称で、システム上でユニークなID(1人のユーザーに対して与えられ、システム上で重複しない)を文字列形式で送信してください。
“000”, “sato_shigeru@example.com” 文字列
name ユーザーの氏名です。管理画面上やアクション時に、名前を参照することが出来ます。 “佐藤茂” 文字列
email メールアドレスです。
アクションとしてメールを利用する場合には必須です。
“sato_shigeru@plaid.co.jp” 文字列
subscription メールマガジン登録の可否です。falseの場合、アクションでメールを設定しても送信されません。
アクションとしてメールを利用する場合には必須です。
true BOOL
create_date 会員登録日です。JavaScriptのDate()でmonthを使用する場合は、1月から12月が0から11で表現されるので注意してください。 new Date(“2013/01/21”)
new Date(2013, 0, 21)
日付
age 年齢です。 32 数値
gender 性別です。 “M”, “female”, “女性”, “0” 文字列
photo アバターURLです。管理画面上で顔画像を表示する事が出来ます。 “://example.com/face000.jpg” 文字列
birth_month 誕生月です。数値での指定も可能ですが、同一サイト内で型は揃える必要があります。
「以上/以下」というルールを指定をしたい場合は数値、正規表現でルールを指定したい場合は文字列型を推奨します。
8, “08”, “AUG” 文字列、もしくは数値
birth_year 誕生年です。 1982 数値
birth_date 誕生日です。JavaScriptのDate()でmonthを使用する場合は、1月から12月が0から11で表現されるので注意してください。 new Date(“1982/08/15”)
new Date(1982, 7, 15)
日付
phone ユーザーの電話番号です。 “080-0000-0000” 文字列
phone_subscribe SMS配信の可否です。falseの場合、アクションでSMSを設定しても送信されません。
アクションとしてSMSを利用する場合には必須です。
true BOOL
first_name 名前です。 “茂” 文字列
last_name 名字です。 “佐藤” 文字列
country 国名です。 “japan”, “日本”, “JP” 文字列
pref 都道府県です。 “東京都” 文字列
zip 郵便番号です。 “000-0000” 文字列
address 住所です。 “品川区西五反田0-0-0” 文字列
point サイト側の会員ポイントです。 1000 数値
rank サイト側の会員ランクです。 “A” 文字列
job 仕事 “sales”, “IT”, “0” 文字列

これらのフィールドの他にも、ユーザー自身でカスタムしたデータを追加することが可能です。
使用可能なデータ型については任意のデータを送信するをご確認ください。
※ 日付型を送信したい場合は、キー名の末尾が_dateで終わるフィールド名を設定してください。

カスタム例:モバイル

フィールド名 概要
email_mobile モバイルのメールアドレス “sato_shigeru@plaid.co.jp” 文字列
phone_mobile モバイルの番号 “000-0000-0000” 文字列

カスタム例:コンバージョン

フィールド名 概要
first_buy_date 初回購入日です。JavaScriptのDate()でmonthを使用する場合は、
1月から12月が0から11で表現されるので注意してください。
new Date(“2014/07/18”)
new Date(2014, 6, 18)
日付
last_buy_date 最終購入日です。JavaScriptのDate()でmonthを使用する場合は、
1月から12月が0から11で表現されるので注意してください。
new Date(“2015/01/21”)
new Date(2015, 0, 21)
日付
buy_times 総購入回数 10 数値
buy_total 総購入金額 100 数値
point_expired サイト側の当月で失効する会員ポイントです。 500 数値

カスタム例:ソーシャル

フィールド名 概要
facebook_id FacebookのIDです。公開情報を取ってくる事が出来ます。 “0000” 文字列
twitter_id twitterのIDです。公開情報を取ってくる事が出来ます。 “0000” 文字列

カスタム例:ポイント

フィールド名 概要
point_expired サイト側の当月で失効する会員ポイントです。 “500” 数値

よくある間違い・注意事項

以下の様なケースでは、タグ設置方法に間違いがある可能性があります。

  • 誤って複数のユーザーから同一のuser_idを送信してしまった
    • 複数のユーザーが1人のメンバーに紐ついてしまうため、ユーザーを正常に識別できなくなります
    • 非ログインユーザーやユーザーデータが正常に参照出来ない場合等で発生しやすいため、実装時には十分に注意してください
      • 未登録ユーザー(visitor)でも user_idを送ってしまった結果、すべてのvisitorが user_id:”0″等のメンバーとして認識されしまった
        • visitorの場合はuser_idを送らないでください。(ユーザータグ自体をvisitorでは発火しないようにしてください)
    • 仮に発生してしまった場合は実装を修正した上で、適宜営業担当までお問い合わせください
  • 全ユーザーが同じメンバー名となってしまった。
    上記のユーザータグをコピー&ペーストしただけでは、ユーザー情報を取得することはできません。正しいユーザー情報を入力するようにしてください。

  • 非ログイン状態のユーザーの計測のためにユーザータグを設置してしまった。
    計測タグの設置が完了していれば非ログイン状態のユーザーは計測できるため、非ログイン状態のユーザーの計測のためだけにユーザータグを新たに設置する必要はありません。
  • 文字列で送るデータを数値で送ってしまっていた。
    ユーザーIDなどの文字列で送るデータは”1234″のようにダブルクォートで囲む必要があります。数値ではなく文字列で送る必要がありますのでご注意ください。

    • 文字列で送る場合:”1234″
    • 数値で送る場合:1234

各種カートシステムをお使いのサイト上にユーザータグを設置する

ECサイトで、下記のカートシステムをご利用の場合は各カートで取得できる情報が決まっています。専用のユーザータグ設置方法がありますので以下のページでご確認ください。